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後藤昌之さんのSTORY 「諦める」のではなく「手放す」。ご機嫌に生きるための選択

最後の瞬間に楽しかったことをいくつ思い出せるか

僕は、過去を振り返るのが好きです。人生の最期は、一生を思い返して、「あれも、これも楽しかったな」と幸せな気分で迎えたい。命が終わるときにいくつ楽しいことを思い出せるかが、僕の人生のテーマです。
いま楽しいのは、妻との旅行です。でも治安や環境が悪い地域は、ストレスが溜まるから行きたくありません。70歳ぐらいまでは元気に動けるとして、「これくらいの時期に、この辺りに行きたい」という計画を立てています。
僕は名古屋に住んでいて、今年の8月には、東京で開催される「ジャパンキャンサーフォーラム(がん患者・家族・関係者が集まる日本最大級のがん医療フォーラム)」に参加します。それに合わせて、東京観光もする予定です。来年の2月には、新潟の苗場で毎年開催される松任谷由実さんのコンサートに行きたい。チケットの抽選結果は、例年11月あたりに発表されます。もし外れたら、夫婦で台湾に行こうと思っています。
旅行や大きなイベントでなくても、妻と映画や舞台鑑賞に出かけるのでもいいんです。近い将来に楽しいことを予定して、その準備をしているだけでも楽しい。あまり遠い予定を立てると本当にできるかわからないから、少し先の楽しみを見つけるようにしています。
僕は仕事に精を出していた30代前半でぜんそくになり、仕事をセーブせざるを得なくなりました。30代後半では心筋症の疑いがあると診断され、キャリアを見直すことに。さらにそこから30年近く経って、64歳のときには前立腺がんになりました。
でも、どのタイミングでも「これからどうするか」を考えていました。病気になったことをずっと悲しんでいては、ただつらいだけです。病気になっても、悲劇の主人公にはなりたくない。ユーモアをもって前向きに考え、常にご機嫌な自分でありたいと思っています。

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