人見伊都子さんのSTORY 病気になったからこそ出会えた私。2度のがんを越えて、輝くランウェイへ。
ある日、胸に感じた違和感。だけど、ずっと乳がん検診を受けてきた私が、がんになんてなるわけがない。そう言い聞かせていたのに、告げられたのは、悪性度の高い炎症性乳がんだった。大きな不安、つらい抗がん剤治療、新たながんの発症。容赦なく襲ってくる試練に、たくさんのものを奪われた。
それでも、その先に私を労るように待っていたのは、華やかな舞台だった。乳がん経験者として歩くファッションショーが、いま、心から楽しい。
私は、がんにすべてを奪われてなんかいない。「できること」に目を向ければ、人生は可能性に満ちている。元気に生きているいまに感謝して、これからも前を向いて生きていく。