人見伊都子さんのSTORY 病気になったからこそ出会えた私。2度のがんを越えて、輝くランウェイへ。
告知から3年後に2度目のがん宣告
そこからしばらくは大きく悪化することもなく過ごしていたのですが、乳がん告知の3年後に、大腸の憩室から二度の大量出血がありました。慌ててスマホで撮影して、近所の消化器内科に見せると、悪いものではないとのことでした。それでも、もしものことを考えると心配で、次の日に検査をしてもらいました。
造影CT検査では、特に異常はありませんでしたが、乳がんの既往歴を考慮してもらって、次の日に内視鏡検査も受けることになりました。検査後は、30分ほど休んで帰宅する予定でしたが、私は疲れてそのまま眠ってしまっていたんです。
すると、検査画像を見ていた先生が盲腸に怪しい影を発見して、慌てて私を呼びにきました。眠っていたおかげで、すぐに診察室で画像を見ることができたんです。その場で、おそらく盲腸がんであること、ただ、乳がんからの転移である可能性は限りなく低いことを伝えられました。
もちろん落ち込みはしましたが、一度がんを経験したぶん、「早期だったら治療すれば治る」と思うことができました。乳がんのときに比べると、不安も少なかった。早い段階でがんが発覚したのは、不幸中の幸いだったと思います。
家族も、がんに「慣れて」しまっていたのかもしれません。乳がんの再発ばかり気にかけていたので、新たながんを発症するとは思ってもいなかったようですが、前回より冷静に受け止めてくれました。