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水戸部ゆうこさんのSTORY 私の命をつなぐ「ミラクル」。「自分の人生を生きる」という選択を支えるもの

育児に家事に仕事。忙しい生活の中で、突然発覚したステージ4の肺腺がん。絶望から始まった病気との闘いは、幸いにも大きく悪化することなく続いた。しかし、新しく始めた治験抗がん剤により、ひどい副作用が起こる。まともに生活できない状態の中で、彼女は治療を放棄する。治療して長生きすることよりも大切な、行きたい場所があった。
そこにたどり着いたとき、彼女の前には誰もが予想しない道が開かれていた。治療から緩和ケアに移行するはずが、まだ自分は生きている。その後、緩和ケア科に罹りながら、治療を再開する。自分はまだ生きられる。医師に「終末期はいつなのか」と聞くと、「自分で決めていい」と返ってきた。そこで彼女は、次の「行きたい場所」を決める。

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