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ゆりきゃんさんのSTORY がんを主役にするのはもうおしまい。「私」を主語に生きるために

乳がんと告げられたとき、「なんで私が?」という思いが消えなかった。自分で選んできたはずの人生が、ある日突然、思い通りにいかなくなる。病気も、髪が抜ける自分も、受け入れられず、私はいつの間にか「かわいそうなママ」になりきっていた。

そんな気持ちに変化があったのは、抗がん剤治療中に撮った一枚の自撮り写真だった。髪がほとんどなく、ノーメイクの自分。それなのに、「かっこいい」と思えた。ありのままの自分を、初めて肯定できた瞬間だった。その後、その経験は多くの人の共感を得て、想いを同じくする人たちとつながることができた。

時間が経つにつれて、私はある問いに向き合うようになる。「この先、私はどんなふうに生きていきたいのだろう?」その先でたどり着いたのは、病気や見た目とは関係なく、「私」を主語に生きるという感覚だった。

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